蜂蜜と玉葱、そしてコックテイル

いい日も悪い日もいろんなことのいろいろが楽しくて好きで

ダウンタウン、11時45分

友人が「エジプトの原宿」と称するダウンタウン wisit el balad は休日は人混みもすごいけれど、平日になると正午のアザーン(礼拝の呼びかけ)が鳴るころになってもまだ起きたばっかりという風情で、すっきりとしている。

 

有名なタハリール広場から伸びる一番大きな通りがタラアト・ハルブ通りで、旅行代理店のようなお店が多く私にしたら何も特筆すべきところはない。でもTom&Basalというポップなにんにく(トム)と玉葱(バサル)のキャラクターが目立つコシャリ屋さんと、一見すごくさびれているものの年季の入った絞り器で目の前で搾りたてのジュースを出してくれるお店がすごくおいしい。

 

もうしばらく進むとタラアト・ハルブの像があるタラアト・ハルブ広場があって、ここはどんなに慣れた顔をして歩いても声をかけてくる商売人が多い。

 

ここで右に曲がるとドレスや女性ものの服屋が軒を連ね、お気に入りのコスメショップがあるアスル・アル・アイニー通りがあって、セールの時期にはどれだけ誘惑されたか知らない。

 

タラアト・ハルブの方には有名な製菓チェーンのエル・アブドがあって、夏はアイスクリームを求める行列が絶えなかったけれど、もうすっかりおとなしくなってしまった。物価上昇のあおりを受けて、来た当初は5ギニーだったアイスも今は7.5ギニーに値上がりした。

 

そこから先は靴や紳士服のお店、映画館の大きなポスターが目立つ。なぜかここでは同じジャンルの店が隣り合っていることが多い。KFCとマクドナルドがかなり狭い範囲に2支店ずつあることからもいかにここが人が多く集まるスポットなのかがわかる。20ギニーとすこし値は張るけれど贅沢なジェラートを食べるならここ、というお店はこの辺り。お気にいりのフレーバーはピスタチオかマカデミアナッツ。

 

7月26日通りにかけてはちらほら露天商が広げていて、また女性服を扱うお店や香水の店が増える。もうひとつエル・アブドの支店があって、私が初めてコシャリを食べたお店もここ。GADというリーズナブルなエジプト料理の店はいつも混んでいて、店先の大きなシャワルマが食欲を誘う。タラアト・ハルブ通りを出て右にずっと行くとメトロのアタバ駅がある。

 

このアタバ駅はEl Monib~Shobra 線と カイロ空港方面に向かう線の2つが通っている。

路線図にはカイロ空港まで線路が続いているように書いてあるけれど、プラットホームには隣の隣駅くらいまでしか表示がないが、今現在はヘリオポリスあたりにあるAhram 駅まで運行している。電光掲示板に電車が到着するまでの分数が表示される唯一の線だ。そんな計画があるせいかアタバ駅の地下にはスーパーマーケットや家電販売店を入れる予定があるようなスペースがある。

 

その他アタバ駅寄りのダウンタウンというと、7月26日通りをひとつ南に行った通りには有名なイタリアン料理店があり、スイスレストランと書いてある謎のパブ風のお店もある。

 

あとは、オラービー広場の近くのスークの油っぽいが味は一番だと思っているターメイヤとフライドポテトを売る店。その向かいにあるカフェと買い食いをするためのベンチには困らないちょっとおしゃれな一角。アタバ駅の目立たない出口を出るとある古本屋や衣料品がごちゃごちゃしているスーク。

 

ダウンタウンは物価は高いし、外国人とみるとすぐ金をとろうとするし、物乞いも多くゴミも人も多い。

 

でもとにかく、暇つぶしには事欠かない。