蜂蜜と玉葱、そしてコックテイル

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アラビア語を始めようとしたきっかけ

「なぜアラビア語を勉強しようと思ったの?」

 

大学入学以降会って自己紹介した人の半分以上に聞かれる質問です

 

私はこれについて全部説明しようと思うと話が長くなります。

 

小さい頃私はすごく単純な性格で(今でもそうかもしれないですが)、痛いの痛いの飛んでけ!とされればすぐ痛みが飛んでいくどころか、学校でも「給食っておいしいよ」と言われて差し出されるとどんなものに対してもまずいなんて感想を持つことが一切ないような、要するにとても単純でした。

 

「こっちの方が正しいんだよ」と言われたら「これが正しいんだ!」と思う、そこには周りにいつでも絶対いい子に思われたいという子供っぽい腹黒さがあったことは確かですが、要するにとにかく単純でした。

 

そんな私は小学生の頃伝記を読むのがとても好きでした。ヘレン・ケラーとかナイチンゲールとかマザー・テレサとか特に女性の話は図書館にあるすべてのバージョンの中から気に入ったものを何度も読み返していました。

 

単純な私ですから、昔の人がこんなにすごいことをして平和のために頑張って、こんな本が書かれてずっとすごいって言われ続けてすごいなあ、と思って読んでいました。

 

中学生活も後半になると、将来は国連とか国際協力系の仕事がしたいとぼんやり思うようになりました(それまではずっとパティシエとか翻訳家とか言ってた気がしますが) 英語が得意だったので高校に入ってからも進路希望を聞かれるとなんとなく国際系の学部、職種を答えていました。

 

でも、高校で小中学校より広く世界史を学んだり、色んな人の話を聞いたりするにつれて、私がそれまで思い描いていた「国際」とか「平和」とかってとても狭くて押し付けがましいものだったのではないだろうかと思い始めました。

 

普段生活していて見聞きするのは日本語の情報ばかりで、翻訳されて入ってくる世界のニュースや人々の様子も世界ってアメリカとかイギリスとかフランスとか大きいところと、あとは可哀想なアフリカの国々しかないのか?と思えてくるようになり。

 

自分とは全く遠い国の、全く違う屋根の下にいる人たちのことを知りたい。そしてそんな人たちも私の周りの人たちも、素晴らしいところや愚かなところを併せ持って同じく日々を送っている人々であることを実感できる人でありたい。そんな風に考えが至って、アラビア語を専攻することになりました。

 

自分の単純さに屈してはいけない、と時々自分に言い聞かせます。

 

せっかくなので長々と書いてしまいましたがこんなに詳しく順序立てて(すみません)「なぜアラビア語なの?」への答えを語ったことは一度もない気がします。

 

ちなみにこれまではどう答えてたかというと、大学入学したてぐらいは日本のメディアでは語られないアラブのなんちゃらとか言ってたのですが、ここ23年は遠い国のことを知りたいと思ったから。」ぐらいで適当に端折っています。だいたいそんなもんです。

 

あと最近はベリーダンスやエジプト民族舞踊、エジプト音楽が好きで勉強しているところがむしろ大きいですけどね…