蜂蜜と玉葱、そしてコックテイル

いい日も悪い日もいろんなことのいろいろが楽しくて好きで

怖いものの話

もうすでに七月も後半戦ということもかなり恐ろしいですけど。

 

今月頭はアレキサンドリアとハルガダ、地中海と紅海というふたつの海を堪能する機会に恵まれました。

 

避暑地に行って極楽気分を味わってきたせいか、カイロは暑くて暑くてしょうがない…

40度を超えるか超えないかの日々が続きます。ここ数日はさらに湿度も加わって気力も蒸発します。

 

ハルガダといえばちょうど私が旅行から帰ってきた週の14日に事件がありましたね…何とも。

 

CNN.co.jp : エジプトで観光客襲撃、2人死亡 紅海沿岸リゾート

 

 

 

話は変わって語学学校のメイン担当の先生が変わりました。

この先生は前にも記事にしたけれど、思慮深くて聞き上手な反面自分もものすごくしゃべるしゃべる。

 

そして質問がすごく抽象的で規模が大きい。「あなたの人生で一番○○だった行動は何?」レベルのことをタイマンで聞かれると言葉に詰まります。

 

 

「怖いものは何?」は即答えられました。

 

エジプトの野良犬をとても怖がっています。

 

一度小走りでそばを通り抜けたら怒らせてしまったのか吠えられたくらいで、特に危害を加えられたことはないのですがすごく怖いです。

今まで犬は普通にかわいいと思っていたし、むしろチワワみたいなほそっこいのより大型犬のほうが好きだと思ってたんですけど。

 

道で出会うとあちらの凝視しながら慎重に避けて歩くので、よく通りすがりの人から「何?犬怖いの?」と野次られます。

 

知人のエジプト人男性にこのことを言ったら「犬は人間を怖がるじゃん。子どものころは犬を見たらわあーっと追っかけたり石投げたり殴ったり(※エジプト人、けっこう動物にむごい扱いをする人は多い。動物園でも石とか食べ物とか投げつけたりする)したよね、小さいころは動物も人間と同じように感じるってわかってなかったからね(この人はかなり善良な方(笑)そもそも「人間も動物」という考え方は仏教的なのかもしれない)。」

 

怖がっている具体的な理由としては、かまれたら狂犬病で死ぬかもしれないということはもちろん、体もかなり大きいし、夜道だと急に飛び出てくるし、たまに群れになってケンカとかしてるし、変な話野良犬だから避妊手術とかしてないのであふれ出る野生の獣みがすごい、といったところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"初めてのラマダンは忘れられない"

"初めてのラマダーンはいつだって忘れられない 誰もがみないつも覚えている”

Vodafone Egypt 2017年版ラマダーンCM

www.youtube.com

 

「初めてのラマダーン」がテーマらしく、「初めてイフタールに人を招待した若夫婦」「初めて海外でラマダーンを過ごすサッカー選手」「初めてラマダーンをエジプトで過ごす外国人」「初めて子どもたちが断食をするお母さん」などなどが出てきます。

 

 

私にとっても初めてのラマダーンが終わりました。

特に断食する理由もないし、飲食店は閉まるし、外でペットボトルの水を飲むのも気が引けるし、正直つまらないと思っていた部分が大きかったですが、ともかくラマダーンを最初から最後までまるまるアラブで過ごすことはもう人生でないかもしれません。

 

 

公共交通機関でクルアーンを読む人がいつもより多かったこと(スマホアプリなのかPDFみたいなの開いている人が多かった)

 

日没直後はメトロの窓口のおじさんや警察官がご飯を食べながら仕事をしていたこと

 

そしてそのままメトロに乗るとガラガラなこと

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 道を走る車の運転手にジュースやナツメヤシを配る人

 

ナイル川上でいただいたイフタール(あたりまえだけどだんだん暗くなって最終的に膝の上の食べ物すら見えづらくなる中食べる)

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 お店や道の装飾

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ラマダーン中の夜道がきれいだというので足を運んだサイイダゼイナブ。

日没直前、レストラン前に並べられた道路側のテーブルは満席。

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f:id:rikampom:20170627053259j:image 一斉に食べ始める人々。

 

 

ハーン・ハリーリのフセイン前。アタバからものすごい人混みと熱気。

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イスマーイーリーヤの街角。こんな風に三角旗(ジーナという)やなんかキラキラしたぴらぴらを飾っている通りは多い。

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語学学校のイフタール。イフタールでもイードでもとにかくクッキーを食べる。あとアターエフというどら焼きみたいな皮でナッツとかを包んで揚げてシロップかけたみたいなお菓子はラマダーンならでは。その他のアラブ菓子ももちろん並ぶ。

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他にも夕方になるとめちゃ混むスーパーとか、米やマカロニやパスタや油等イフタールに欠かせない食材をセットにしたラマダーンバッグや、夕暮れの中もくもくと煙をあげるカバーブ屋の炭火焼の鶏肉の塊、すかすかなヨーグルトコーナー(夜明け前の食事スフールに欠かせない)、他にもまだまだ

 

 

確かに、初めてのラマダーンは忘れられない。

そしてイスマーイーリーヤからスエズへ

 

日が空きましたがひとり旅2日目のことを書きます。

 

ホテルで朝ごはんを食べたあとそのまますぐイスマーイーリーヤ博物館へ。

 

実は前日に行こうとしたけれど閉館が早くて出直していました。

 

何か面白いものあるかな、と思ったけど図書館に付属している民俗資料館みたいな1フロアだけの展示でそんなにわざわざ寄った意味もなかった。展示品もアシュートとかで発掘されたものばかりで地場産(?)のは見当たらなかったし。でもローマ時代のタイルやミイラも一体いたのはさすがエジプトといったところ。

 

特にこうしたものに興味があるわけではありませんが、古代の生活用品などをぼーっと眺めていると今私たちの身の回り品はどこまで残るんだろう、とか思います。

 

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無造作に置かれている石像なども一応展示物だったようで。本物なのだろうか?発掘された石棺を野ざらし展示って雨が降らない地域ならではなのか?適当なのかそれともレプリカなのか?

 

そんなこんなでマイクロバスに乗ってスエズ県へ。

特に何をするでもなく運河沿いをぶらぶら歩いていたのですが、近くに軍事・警察関係の施設があるのかそれとも警戒態勢なのか、ちょいちょい声を掛けられました。

 

思う存分歩けるからひとり旅は好きだけど、あまりにも当てのないほっつき歩きも考えものかしら。

 

ということで写真は自粛したけれど、スエズ運河はまっっさおで、たくさんのコンテナを積んだ船がゆーーーったり進んでいて、実にのんびりした素晴らしい光景でした。

 

スエズはイカフライが美味しいというので日暮れ(断食終わり)まで公園でベンチに座りウトウトしたり。

カイロの街中だったらラマダーン月でもカフェやマックなど外資系のお店が開いていて遠慮なく入ることができるけど、なんせクラクションと排気ガスのひしめく都会ではなく思わず深呼吸をしてしまうような田舎。イカフライは諦めて帰ろうかと思うくらいすっごい暇でした。

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いやでも久々に魚介が食べたいぞ、という思いで3時間以上歩いたり本を読んだりして過ごし、日没30分前くらいにシーフードレストランに駆け込みました。

 

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貝やエビの入ったミルクスープとお目当てのイカフライ。待った甲斐もあって美味しかったです。

 

夕陽の照らすシナイ半島の赤い山々と灯りがだんだんと浮かび上がってくる運河を眺めながら歩いたのはきっといい想い出。

 

 

 

イスマーイーリーヤへ

ラマダーン月も終盤、翌月初めにある3日間のイード=アル=フィトルと繋げてお休みを取る人もいるらしく、カイロの街も混むところあれば拍子抜けするくらい空いているところもあり。

 

なぜかここのところ語学学校のスケジュールが立て込んでいるらしく、イード休みに先立って授業がない日ができました。

 

上記のごとくゴタゴタしているカイロに閉じこもっているのも難なので今日はずっと気になっていたスエズ運河の町、イスマーイーリーヤへ旅行に来ています。

 

中王国時代からなんちゃら〜古代ギリシャのなんとかにも登場しなんちゃら〜という街がゴロゴロあるエジプトの中で、ムハンマド=アリー朝(だいたい日本の江戸時代あたり)にできたという比較的新しい街。

 

カイロの巨大長距離バス発着所であるトルゴマーン・バスステーションからイースト・デルタのバスに乗ること3時間。

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閑静な町並み。立派な庭付きの洋風の家も見え、気のせいか花の香りまで漂う…なんだこの奇跡みたいな場所は。

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スエズ運河の中腹のコブみたいな湖(ティムサーフ湖)に乗っかるようにして町の中心部があります。

 

運河沿いにふらふら散歩してけど、新街地(مدينة جديدة)の方は外人は行けないらしい。

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ところどころにスエズ運河のマーク(SとCまたはسとق)があり開通式典のレリーフやレセップスの馬車、家なども見ました。

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ティムサーフ湖まで散歩して日暮れを待ってみる。

プライベートビーチやボート乗り場の他、シーフードのレストランや採れた魚やカニ、エビを並べているお店が続く湖沿い。

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ペリカン飼ってるお店があってびっくりした。

 

湖、めちゃめちゃ気持ちいい…

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夕陽にはいくらでもぼんやりさせられてしまう。

 

髪を染め直した

 

ふと思い立って、髪を染め直しました。

1月に青のインナーカラーを入れた髪は今や毛先が金色、真ん中に若干青緑が残り、根元はまた新しい地毛が生えてきてるというだんご3兄弟状態になってしまっていて。ところでだんご3兄弟ってギリギリ私の年代しか分からないんだろうなあ…

 

こないだ家庭教師のお給料が初めて入ったのでその記念も兼ねて…と自分に言い訳しつつ、青入れ直すなら今しかない!と。

 

思い立ったら吉日、すっぴん眼鏡寝巻きでパンケーキをもぐもぐしながら(昨日初めて買ったパンケーキミックス。美味しいけどめちゃ重い)怒涛のGoogleサーチ。

 

どこぞの代官山かと思うようなオシャレなサロンのサイトには料金表がなくてさすがに躊躇してしまい、家から少し歩いたところにある小洒落たMosadak st.(شارع مصدق)のサロンにしました。

 

ビューティーセンター(مركز التجميل)というヘアメイク、ネイル、ヘアケア、スキンケア、脱毛、エステなど美容関係はなんでもやってくれるような場所はたくさんあるのですが、何しろ染めたい色が青なので下手なところ行くのもと思いそこそこのとこを探しました。

 

今回私はカットはしないけど、アラブ地域に留学した男性が現地の床屋でえらい髪型にされた例はたまに聞きます。エジプト人女性は綺麗に長い髪を保っている人が多いのでカットをお願いしてもそんなに突飛なことにはならないとは思いますが、髪質も違うしヒジャーブをしている人も多いので、もし髪型も変えようとしたらどうなるか分かりません。

 

いざ店内に入ると、特に日本の美容院と違うところもなくモノトーンで清潔な雰囲気。奥に女性専用コーナーがあり、普段ヒジャーブをしてる女性で男性に施術されたくない人はそこでサービスを受ける模様。スタッフの男女比は3:2くらい?例に漏れず店の規模の割にたくさんいる。女性スタッフはヒジャーブもいればバンダナも普通のお団子もいるといった感じ。

 

受付のバンダナのお姉さんに「ヘアカラーしたいんですけど、ここの(まばらに金髪になっている)部分だけ」と言うと何人かスタッフを呼んで相談しつつ椅子に倒される。

 

店員さん「元の髪が生えてきてるとこは赤味が入るよ」

バンダナ「プルプル(パープルのこと?)にはならないけどいい?」

私「あうんいいよ(適当)」

バンダナ「この子分かってないでしょ(ぼそ」

 

聞こえてるぞバンダナ。カイロで青染めとか冒険するわりに適当で悪かったな。

 

ヘアカラーのみと伝えたからか、染めない部分の髪を留められたと思ったらいきなりお兄さんたちが真っ青なカラーリング剤を刷毛でこねこねしながらやってくる。

「青だけでいいの?表面は?灰色にしない?前髪も一筋染めない?えー嫌なの何でよ素敵じゃん」とか言いつつ髪にペタペタ塗ってはアルミホイルでまとめて磯辺焼きみたいに四角く折ってまとめていく。

 

そして放置。鏡台に2、3冊雑誌があったのでパラパラめくってみる。「幸せな人が気にしない10のこと」とか「焼かないグラノーラバーのレシピ」みたいな記事やメイク・ファッション情報が載ったありがちなライフスタイル誌だったけど面白いことに全部英語だった。ライターはもちろん掲載されている人やお店の情報とかはすべてエジプトなのに。

 

上流家庭になるとエジプト人の家庭で生まれ育っても小さい頃から英語やフランス語で教育を受けたためにアラビア語よりも外国語の方が出てくる人がいると実際にそういうエジプト人と付き合っていた先輩から聞いたことがあります。スーパーでもほとんどの商品に英語が併記されているし、日本で日本語以外の言語が書いてあるものをあんまり見ないことを考えると不思議な感じがします。

 

と、ここまで書いているうちにシャンプーへ。

手の大きい人にわしわししてもらうの気持ちいいな…と思っていたら服に水が!耳に泡が!目に水が! 

 

まあいいけどさ…

 

わざわざお姉さんが「青と少し緑、両方だね〜」と染め上がりを確認しにきた。

 

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カラーだけと言ってはいたもののお兄さんがちょっとは切った方がいいみたいな顔をしていたので少しお願いすることに。

長さ的にはほんの少しでしたがぱっっっっつんにされました。

 

そしてこの国のドライヤーやヘアアイロン強すぎない?何なの?電圧とかそもそものパワーの問題?それとも髪質の問題?煙だか湯気だか分かんないようなのがもくもくするしすっごい熱いんだけど?

 

締めてお支払いは250ギニー(1500円くらい)。相場が分からないけど人気店でカラー+カット少しならこんなもんなのかな。日本に比べればすごく安いけれど私の1週間分の食費が今これくらい。

 

 キャッシャーのバンダナお姉さんが「どう?良い感じ?」と髪を触りながら聞いてくれて、ああこの人めっちゃ心配してくれてたんだな、と思いました。

 

 

 

 

شايفة إيه؟ شكله ازاي؟

 

ベリーダンスが好き、というと十中八九どこで習ったのか、と聞かれます。

私は日本で習っていたけれど、私の先生はこれこれこういう経歴でね、エジプトでベリーダンサーとして活躍していた、すごく偉大な先生なんだよと答えるとそりゃあ偉大な人だね、素敵だねと返してくれます。

 

大先生がエジプトにいた時期って今より30年ほど前、いまやTVのラマダーン恒例ドッキリ番組で大絶叫し放送コードに引っかかりまくる悪態をついてお茶の間を沸かせているフィフィ・アブドゥがキャピキャピの現役ダンサーだったんだからエジプト(人)にとってもだいぶ昔…

 

授業で、私に色々なことについて意見を言うよう促してくれる語学学校の先生がいます。聞き上手な彼女の決まり文句がタイトルにした「どう思う?」「それってどんな風?」というフレーズ。でも直訳すれば「あなたは何を見ていますか?どのような形をしていますか?」

 

私は何を考えているんだろう。私は何を見ているんだろう。今のエジプトって時代って世界ってどんなんだろう。

 

ふとスケジュール帳の後ろに4月7日留学1ヶ月目の反省と目標なるものが書いてあるのを見つけたのですが、スタートダッシュのための起爆剤としては十二分に雄々しいものながら、今見ると他人が書いたみたいに何の取っ掛かりにもならないように思えました。

 

よく考えなくても今までここまではっきりとした目標のない月日を過ごしたことはない。受験もコンクールもテストも何にもない。最高に贅沢だけれど中々難しい。今日は同期が1人帰国してしまった。明日もカイロを離れる人がいる。

 

そんな宙ぶらりんな気分を癒してくれるのはやっぱり…

Saidi by Randa❤️❤️❤️

http://youtu.be/3ypBRa47hkc

 

 

どっかの少女漫画じゃないけど、「好き」って偉大だな〜

 

 

 

 

 

 

ダメな日。

ダメ人間セット@カイロ。

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El Tahrirのコシャリ(小)と近くの人気ジューススタンドのマンゴージュース。

9ギニーと8ギニー。日本円にして計約100円。

 

ここ3日ほど最高気温が40度を超えてきています。

日本で見たことない数字になるまでは暑いなんて言わない、と思いつつ少し歩いただけでも立ち止まると汗がダラダラ。家でアイスコーヒーやお酢の効いた浅漬けを作ってはほっとしています。

 

最近は日中の暑い時間は進撃の巨人ブームを再熱させています。

すぐ下の妹が私もアニメ2期観てないから帰国したら一緒にDVD借りようね、と泣かせることを言ってくれたにもかかわらずまだ単行本になっていないネタバレ情報にも目を通す姉です。

 

 

 

胃に入れば全部一緒じゃ。