蜂蜜と玉葱、そしてコックテイル

いい日も悪い日もいろんなことのいろいろが楽しくて好きで

ふと気づけばアッバーセイヤ

アッバーセイヤって何だろうか?

 

地理的にはおそらくダウンタウンの東?ラムセス広場とニューカイロの手前までの間を言うのだろうか?

 

それにしてもよくこの地名を耳にする気がする。

 

それもそのはず、メトロの駅でいえば一番新しい3番線のAbbasia駅を筆頭にAbdou Pasha, El Geishもアッバーセイヤだし、1番線のGhamra駅―はよくわからないがその次にくるDemerdash, Manshiet el Sadr, Kobri el Kobbaはアッバーセイヤに入ると思う。

 

さてアッバーセイヤには何があるか?

El Geish, Abdou Pashaの両駅は大通りの両端にあり、ふたつの駅の間は歩いてもそんなにかからない。中国人が多く、なんともシャービー(庶民的)な通りに目を凝らして歩くと小さな中華料理屋にちょくちょくお目にかかれる。

 

この辺は案外アズハル公園、アズハル大学が近い。

ここの中華料理店を営む側にも通う側にも中国人のイスラーム教徒がかなりいる。

安い値段で大皿をシェアするのが楽しく、お茶はたいてい無料で備え付けられていて(砂糖が入っていたりほぼ出がらしの薄いものだったりするが)、ムスリムが営んでいるゆえに気兼ねなく友人を誘っていけるのが嬉しい。

 

ふとした縁で中国人と結婚あるいは婚約している友人が増えた。そのうちの一人の新居がこの辺りにあって、アパートの5階から望む夜でもひっきりなしに車が走る道路と工場(だと私には思える)、そしてライトアップされたシタデルのある夜景がとても美しい。朝にはギザのピラミッドが見えることもあるという。

 

その他の「アッバーセイヤ」はアインシャムス大学のキャンパスだとか、イヤホンやスマホケースなどが並ぶお店のある通り、あとは野菜売りがいて野良犬がいて、ニーハオニーハオと野次るクソガキやクソシャバーブ(若者)やクソ駅員がいて、、、昨年12月の爆発事件でちょっと有名になってしまったかもしれないけど、とにかく私の知るアッバーセイヤってそんなところだ。

 

「行こう」とはっきり目指して赴くことなんかほとんどないのになぜか気づいたらアッバーセイヤにいる。車窓から眺めている。また来ている。

 

きっと他にも知らないところが、ほかの地区にも増してある予感がする。

 

 

 

 

 

 

 

オールドカイロの午下り

 

3月に来たばかりの頃、暑くならないうちにどこか観光しなくちゃ、でもまだピラミッドや県外は怖い、でも勇気を出して少し足を伸ばしてみたいと思って行ったのがオールドカイロだった。あれからもう季節が半周してしまった。

 

タハリール広場にあるサッダート駅からメトロで4駅、マルギルギス駅を降りるとすぐに大きな聖ゲレオギウス教会と対面する。

 

他の観光地と比べて人は少ないが、駅前からしばらく小さな土産物屋が軒を連ねており、欧米系と思われる観光客がいつ来てもちらほらといる。

 

駅の近くの地下通路を通って出ると古い白い石造りの壁に囲まれたコプト正教会シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)を回ることができる。

歴史を感じさせる、厳かながらも明るい雰囲気もさることながらトイレも無料のくせに比較的綺麗でとてもよい。コプト博物館も展示品が多いだけでなく建物の外観、内装まで凝っていて予想よりも満喫できる。エルサレムからエジプト各地にあるコプト正教会を線でつないだ図を見て、なるほどエルサレムとエジプトは思っていた以上に近いもんだな、などと思う。

 

近くのスーク・フスタートには可愛いハンドメイドの雑貨のお店が集まっていてこれも見ていて楽しい。

 

テロの影響で周辺にも各入り口にもセキュリティチェック(念入りなとはとても言えない)が置かれている。

 

白い壁に囲まれ、いつもより遠くにアザーンを聞いていると忘れそうになるが、教会群を通り越しこれまた立派なアムル・イブン・アル=アース モスクを通り過ぎるとそこはサイイダ・アーイシャ(ゴミ多し建物ボロしのカイロの典型的な庶民的地区として必ず名前が上がる)のお隣、焼き物屋が目立つかなりシャービー(庶民的、俗っぽい、みたいな意味)な地区である。

 

そこらじゅうゴミだらけで、住む人もお上品とか教養があるとかいう言葉とは程遠いが、どっしりと何世代も人々を育んできたことを感じさせる住宅街と野菜が都心よりも心なしかぴかぴかしていて生きた鳥やウサギがひしめいているスークのある街並みは歩いていて不思議なほど気持ちがよい。

 

今日はナッツの量り売りとジェラート屋を兼ねているお店で何種類も味見させてもらってから案外他では見かけない桃のアイスを選んで歩きながら食べた。

店主のおじさんはお代はいらないよ、と言ってくれたがそこはちゃんと払わせてもらった。

 

午下り、白い塀のある町は太陽を反射してとても暑くなる。きっと遥か昔からそうなんだろう。

El Fan

最近シェヘラザード様が大好きになった。

 

https://instagram.com/p/BavD_mZnuUC/

 

ダウンタウン、11時45分

友人が「エジプトの原宿」と称するダウンタウン wisit el balad は休日は人混みもすごいけれど、平日になると正午のアザーン(礼拝の呼びかけ)が鳴るころになってもまだ起きたばっかりという風情で、すっきりとしている。

 

有名なタハリール広場から伸びる一番大きな通りがタラアト・ハルブ通りで、旅行代理店のようなお店が多く私にしたら何も特筆すべきところはない。でもTom&Basalというポップなにんにく(トム)と玉葱(バサル)のキャラクターが目立つコシャリ屋さんと、一見すごくさびれているものの年季の入った絞り器で目の前で搾りたてのジュースを出してくれるお店がすごくおいしい。

 

もうしばらく進むとタラアト・ハルブの像があるタラアト・ハルブ広場があって、ここはどんなに慣れた顔をして歩いても声をかけてくる商売人が多い。

 

ここで右に曲がるとドレスや女性ものの服屋が軒を連ね、お気に入りのコスメショップがあるアスル・アル・アイニー通りがあって、セールの時期にはどれだけ誘惑されたか知らない。

 

タラアト・ハルブの方には有名な製菓チェーンのエル・アブドがあって、夏はアイスクリームを求める行列が絶えなかったけれど、もうすっかりおとなしくなってしまった。物価上昇のあおりを受けて、来た当初は5ギニーだったアイスも今は7.5ギニーに値上がりした。

 

そこから先は靴や紳士服のお店、映画館の大きなポスターが目立つ。なぜかここでは同じジャンルの店が隣り合っていることが多い。KFCとマクドナルドがかなり狭い範囲に2支店ずつあることからもいかにここが人が多く集まるスポットなのかがわかる。20ギニーとすこし値は張るけれど贅沢なジェラートを食べるならここ、というお店はこの辺り。お気にいりのフレーバーはピスタチオかマカデミアナッツ。

 

7月26日通りにかけてはちらほら露天商が広げていて、また女性服を扱うお店や香水の店が増える。もうひとつエル・アブドの支店があって、私が初めてコシャリを食べたお店もここ。GADというリーズナブルなエジプト料理の店はいつも混んでいて、店先の大きなシャワルマが食欲を誘う。タラアト・ハルブ通りを出て右にずっと行くとメトロのアタバ駅がある。

 

このアタバ駅はEl Monib~Shobra 線と カイロ空港方面に向かう線の2つが通っている。

路線図にはカイロ空港まで線路が続いているように書いてあるけれど、プラットホームには隣の隣駅くらいまでしか表示がないが、今現在はヘリオポリスあたりにあるAhram 駅まで運行している。電光掲示板に電車が到着するまでの分数が表示される唯一の線だ。そんな計画があるせいかアタバ駅の地下にはスーパーマーケットや家電販売店を入れる予定があるようなスペースがある。

 

その他アタバ駅寄りのダウンタウンというと、7月26日通りをひとつ南に行った通りには有名なイタリアン料理店があり、スイスレストランと書いてある謎のパブ風のお店もある。

 

あとは、オラービー広場の近くのスークの油っぽいが味は一番だと思っているターメイヤとフライドポテトを売る店。その向かいにあるカフェと買い食いをするためのベンチには困らないちょっとおしゃれな一角。アタバ駅の目立たない出口を出るとある古本屋や衣料品がごちゃごちゃしているスーク。

 

ダウンタウンは物価は高いし、外国人とみるとすぐ金をとろうとするし、物乞いも多くゴミも人も多い。

 

でもとにかく、暇つぶしには事欠かない。

 

 

柿食えばアザーン

(字余り)

 

 

10月9日の写真。

 

 

 

以上だ。

特に意味もなく更新したくなった時に更新しとく

エジプトでもミシンはこの2社が強いのかなあ

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ブラザーとシンガー。

 

5月だかに買ったサンダルの底がいい加減擦り切れてきて気をつけないと滑ります。

こないだ階段で思いっきりスリップして、倒れる寸前で手すりを掴んだはいいものの前腕をしたたかにぶつけてしまい、久々に直径5センチ超えの大きな痣を作りました。

 

ついでに「痣」「たんこぶ」「こける」という単語を習い、ただでは起きないとはまさにこのこと。

 

今日の動画

Kaoutherほんとにかわいい。大好き。

https://www.facebook.com/kaoutherbenamordance/videos/1549118165148369/

ポート・サイード、ボール・サイード

9月最終日、行こう行こうと思いつつなかなか機会がなかったポート・サイード日帰り旅行へ。

 

デルタ方面への小旅行はいつもラムセス駅近くの大きなマイクロバス乗り場から。

 

しかしこのマイクロバス、満員にならないと出発しない…

運転手のおじさんが一生懸命呼びかけすること約1時間…やっと人が揃って出発。じっと待つのは暑かったけど、ここまで来るとポテチぽりぽりしてのんびり構えられるってもんです。

 

揺れる車体にポテチの油も相まってうっすら気持ち悪くなってきた胃をうたたねであやすこと3時間、ポート・サイードに到着。

 

アラビア語の地名はなぜかtが抜けてボール・サイード

 

港町ならではの非関税外国製品がならぶスーク(市場)が有名だと『地球の歩き方』にはあったので、賑やかな活気のある様子を想像していたけど実際閉まっている店や会社が多くてちょっとさびれていました。

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でも~SHIPPING &TRADINGとかMARINE SURVICEとかなんとなくヨーロッパ風の家があったりして古ぼけていてもいい雰囲気でした。

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スークはスークだなあって感じ。

 

あとはやっぱりスエズ運河と地中海は良いです。

 

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イスマーイーリーヤとかスエズに行った時は警察や軍関係の施設があるらしく何をしているのかと声をかけられたりピリピリした感じがありましたがここは本当にのんびり親子が散歩しているようなところでした。

 

ニーハオニーハオ言ってくる人もいるけど、普通にアラビア語で挨拶してくれる人もいて感じがいいなあと思いました。

 

パブリックビーチは入場料も要らず、水も綺麗でふくらはぎまで使ってパシャパシャしてきました。

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カフェでレモンジュースを頼んだのですがそこのおじちゃんが大変親切でよかったです。お代はいらないとまで言ってくれたのですがそういうわけにもいかず、またここに来たら寄るねって言ってきました。

ジュースも£15とけっこうお安い値段。そういえばタクシーもメーターがなくてもカイロよりずっと安かったな。

 

6時も過ぎると日も暮れてきたのでタクシーでバス乗り場へ。行きと同じくマイクロバスで帰ろうと思ったのですが、運転手さんが「カイロに帰るなら7時に出る大型バスがあるからそっちがいいよ」と。確かですよね?と念を押しつつ、誠実な気持ちで言っているのが感じられたので提案に乗ることに。この人もいい人でした。

ずいぶん詳しいんですね、と聞くと

「それが私たちの仕事ですからね。はちみつの様な(可愛い女の子のたとえ)お客さんみたいな方がいれば手助けしなくては」

 

アジア人の小娘に対して最初から敬称を使って話してくれる運転手は残念ながら多くない。

 

周囲3キロ圏内の地理もロクに把握していない癖にメーター改造したり多めに取ったりするカイロの運転手たち聞いていますか????

 

おしゃべりしつつ運転手のお兄さんは車を飛ばし、高速バス会社スーパージェットのオフィスに到着。

マイクロバスはあんなに待たされてすし詰めガタガタ音楽ガンガンで£45だったのに、エアコン付き指定席定時プラス10分発車のスーパージェットが£40とは…

 

まあ、マイクロバスの旅が好きなのでいいんです。